アイダー羽毛いい話

ドドリア

2009年10月07日 09:04

アイダ-ダック(毛綿鴨)は極寒のアイスランドやグリーンランド地方の海岸にのみ生息する鳥で、 厳しい寒さから体温をまもるため、全身を覆う羽毛は特にフワフワと、弾力性にとみ保温性にすぐれております。

この羽毛は超高級品として世界に比べるものがないとまで言われています。
アイダーダックのダウンの大きな特徴は、一般のダウンが直接水鳥から採取されるのに対して、アイダーダックは巣から採取されます。

巣から取るなんて、人間はヒドイ事するなと思われるかもしれませんが…
しかし、ただ巣から取るだけではありませんので安心してください。

なぜ巣から羽毛が取れるのか…
アイダ-ダックは、この巣の中に自らの胸から取ったダウンを敷きつめて、厳しい寒さから自分達の卵やひなを守ります。

その間、島民の方もヒナを狐や蛇などの天敵から守ります、 こうして無事にひな鳥が巣立ったあとで、そのダウンを採取しますが、その量は大変少量で、わずか20gほどで、その上アイダーダック自身が大変厳しい法律によって保護されているために、年間2,000kg以上のダウンの確保は大変困難で、希少価値の高いものとなっています

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